中朝貿易 中朝国境のつり橋 橋桁が連結
中国大気汚染 12月に入り広範囲でスモッグ発生
中国共産党 汚職疑惑めぐり 周永康氏を本格調査
中国白酒大手 銀基集団控股 最終赤字約102億円
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▼ 中国と北朝鮮の交流。移民の出入国管理が難しい。
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中国遼寧省・丹東と北朝鮮シニジュの間で3年前から進められている
つり橋の建設で橋桁の連結する作業が終了しました。
完成は来年9月の見通しとのこと。これまでは道路と線路を
古い橋1本でつないだものが、中朝間の物流の7割以上を賄っており、
新たな橋が開通すれば両国間の貿易が活発化しそうです。
中国と北朝鮮の国境は長く、過去には国連が主導して
デルタ開発計画を立案したこともありました。
中国とロシアと北朝鮮の国境付近です。
しかし結局は空振りに終わってしまいました。
今、中国遼寧省・丹東から北朝鮮シニジュに至る新鴨緑江大橋を
建設しており、中国側、北朝鮮側の左右から建設してきた橋が、
ようやく真ん中で連結しました。
この後、税関の設置や諸々整える作業があり、その完成が
来年の9月になる見込みとのこと。
もし両国の関係が正常化すれば、物流はかなり活発化するもの
と思いますが、出入国管理が大変な面もあるので、
それほど簡単にはいかないとも思います。
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▼ 中国が抱える問題。汚染大国、汚職大国としての中国。
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中国中央気象台の公式サイトによると中国・中央気象台の
公式サイトによると、12月に入って、中国の中・東部地域は
広範囲にわたってスモッグが発生。
濃霧注意報を出した4日には、多くの地域で汚染レベルが4~5級。
局地的に6級という最重度汚染のレベルに達したとのこと。
今週はソウルでも視界が500メートル以下になり、
上海、南京、広州でもPM2.5の影響で
かなりひどい事態になっています。
韓国は遠慮していて、中国に強く文句を言っていない
様子に見えます。
いずれにせよ、今の中国は1970年代の日本と同様、
完全に汚染国家なのです。
中国共産党中央政治局常務委員会の前のメンバーで、
石油閥の重鎮・周永康氏について、習近平指導部が汚職などの容疑で
本人と周辺への調査に乗り出したことが、7日明らかになりました。
中国共産党には、政治局常務委員の経験者は摘発しないという
不文律がありましたが、今後周氏への本格追求を公にした場合、
党の権威が失墜し、権力闘争に再び火をつけかねないことから指導部は
事件の取り扱いと公表の是非を慎重に判断するとのことです。
これは完全に権力闘争です。軍、鉄道、エネルギー、石油などの
利権を持つ江沢民一派への対抗です。
習近平氏は、すでに鉄道利権についてはメスを入れて、
1兆円規模の汚職を明らかにしました。
そこから、さらに石油利権も引き剥がしにかかっているのでしょう。
汚職の規模は大きなものでしょうから、上手く国民に伝える
ことができれば、支持を得られると思いますが、気をつけなければ
いけないのは、返す刀で自らも切られるリスクがあるということです。
習近平氏にしても、李克強氏にしても、誰もが脛に傷がある存在です。
推進するのなら、迅速に行うことが重要だと思います。
薄熙来氏も、胡錦濤氏なども情報源としていち早く抑えられたのだと
私は見ています。
ここから先は、それほど時間的な猶予はないでしょう。
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▼ 蒸留酒が数十万円の値段になること自体に問題がある
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銀基集団控股が2日発表した、2013年4~9月期決算の最終赤字は
7億7141万香港ドル(約102億円)と前年同期の1億7708万香港ドルの
4倍強に膨みました。
習近平国家主席の倹約令の影響で、高額の白酒の需要が
激減していることが響いたということです。
スイスの高級時計と白酒に倹約令の影響が出ているということですが、
私に言わせれば、白酒は、蒸留酒と言ってもエチルアルコールであり、
豪勢な箱に入れても数十万円という値段になっていること自体、
不思議に思います。
それほど、大騒ぎするほどのことはないでしょう。