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問題解決力の重要性・必要性
 

過去の成功例はもう通用しない

1980年代中頃から始まった世界経済の変化は、劇的に、しかも以来20年間に渡って間断なく続いています。この変化の本質は、これまでの経済原則の全く通じない新しい経済が生まれてきたことにあります。そのような状況では、「思い込み」や「前にこれをやったら成功した」というレベルの解決策は解決策ですらありません。

つまり現在の経済では、発生した問題に対して解決策を提示する際、それをサポートする根拠・論拠がなければ全く通用しない時代になったと言えます。むしろ過去の成功体験からくる固定観念こそが、新たな、そしてより困難な問題を生み出している場合も多いと言えます。

 

プロフェッショナルの共通項

ではそんな誰も経験したことのない新しい時代においても、「冷静に本質を見極め、正確な判断や意志決定のできる『プロフェッショナル』と呼ばれるビジネスマン」・・・その共通項は何でしょうか。

「プロフェッショナル」を探したとき、もし身近にいなければ、世界をそして日本を見渡してください。

マッキンゼーからアメックス、ナビスコ、IBMと、次々違う業種の事業を立て直したルイス・ガースナー氏。CNNの創始者であるテッド・ターナー氏。インドの小さな鉄鋼会社からスタートして、ロシアや東欧、中国等の、歴史博物館にでも飾ったほうがいいような鉄工所を買収しては、近代化を施すということを繰り返し、ついに粗鋼生産量で世界一に上り詰め、さらに2位のアルセロールまで傘下に収めようという、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのミッタル・スチールを率いる、インド出身のラクシュミ・ミッタール氏がいます。そして日本にも400回以上も渡米を重ね、北米に市場を築いたソニーの盛田昭夫氏や、20年以上かかってインドとハンガリーでトップシェアを獲得したスズキの鈴木修氏のような筋金入りのプロフェッショナルがいます。

これらの「プロフェッショナル」に共通する能力、その1つは「問題解決力」だと私どもは考えています。それは前述の「冷静に本質を見極め、正確な判断や意志決定できる」力、これこそが「問題解決力」そのものだからです。

論理的思考を根本とする問題解決力は、常に事実の把握、問題点の発見、さらに導かれた仮説の検証を自らに要求します。ですから、その結果として出される解決策は、「思い込み」や「過去の経験」を抜きに、事実のみに基づいた最適かつ最短な策として現れます。

先に挙げた数々の「プロフェッショナル」が前例のない経済においても成功を収めたその手法を考えれば、「問題解決力」がその重要な鍵となることは疑いないところではないでしょうか。

 
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