「問題解決者としての“考え方”を身に付け良い変化を実感中!」
証券会社勤務 31歳 男性
必ずご自身で調べ、考えるくせを繰り返すことで、思考回路が切り替わったそうです。現在は独立に向け、問題解決力をさらに発展させるべく次のコースで学習されています。
― 自己紹介をお願いします
職業は証券関連です。年齢は31歳。家族は妻と娘の3人です。
― 問題解決スキルを学習しようと思われたきっかけ(問題意識)は何でしょうか
受講のきっかけは大前さんの書籍を何冊か読んでいるうちに、自分自身が評論家染みたことばかりを言っていることに気付き始めたときです。
当時は、会社、友人・知人、社会で起こっていることに対してコメントすることばかりで、「じゃ、お前はどう考えて、どうしたらいいと思う」という思考がスッポリ抜け落ちていました。
そんなとき、大前さんの自ら問題を見付けて、解決策を導き出していくという生き方に惹かれ、自分も「誰の意見にも左右されず自分の頭で解決策を考え、自分の道を切り拓いていきたい」と強く思うようになりました。
さらに将来は独立したいという思いもあり、この問題発見のスキルは必ず役に立つと思いました。
― 学習内容がどんな場面でどのように役に立ちましたか
一言で言うと、本質的な問題が何かをまずは把握しようという姿勢に段々と変化してきたことです。
このコースを受講する前は「思いつき」「スピード重視」「量をこなせば評価される」という考えの基で、仕事やプライベートの諸問題を乗り切っていました。しかし、「フレームワークで考える」あたりから、目的を明確にし、情報を集めて整理してから、ある一定の判断が出せるようになりました。
この力が発揮された一例として、ある人からうちの会社に来ないかという誘いを受けたときのことです。「君の経験が生かせて、少なくとも今よりは給料が高くなる」みたいなことを言われたのですが、まずは、その会社がどういう環境下に置かれていて、今後の将来性を考えてみました。
すると、その会社は新規に事業を立ち上げたばかりで、グループ内には強い特色を持った競合が存在していました。当時の分析では、「業界全体で価格競争が起こっており収益性は落ちてきている」「これから生き残っていくためには既存のやり方ではもたない」「さては、回りがやっているから自分達もということで始めたのだろう。でも、何の特徴もない会社はどんどん淘汰されている」という状況をまとめ上げました。
その後、その誘ってきた方と電話で話す機会があり、「いやー、あそこ収益も上がらなかったし、業界の競争は厳しいし。もう別の会社に移ったよ」とこぼしていました。
その瞬間、自分の選択に間違いはなかったと確信に至りました。
これは学習の成果が現れた一例ですが、会社内での取り組みでも一応の下調べをし、要は何なのかをまとめた上で発言したり、実際の行動に移したりと、明らかに受講前の自分と比べて良い変化を感じています。
― 演習が特徴のプログラムとなっていますが、難易度等はいかがだったでしょうか
どの演習も初めての経験でそれなりに難しいと感じながら取り組んでいましたが、1番となると「業界分析」・「企業分析」(現:市場分析・企業分析講座)です。
どの分析も、まずは目的を明確にした上で、全体を把握し、細部を見ていくのが基本でしたが、最終的な結論に至る道のりが非常に長く感じました。
1つのチャートを書くにしても、ああでもないこうでもないと繰り返しているうちに1日が過ぎてしまうということもありました。
それが次第に最初から正しいチャートを書こうとせずに、いくつか叩き台を作ってから、1枚のチャートを書き出すというやり方に変えてみました。すると何となく疲れることもなく腑に落ちるようになってきました。
これができるようになってくると、1ページに複数のチャートを書いてより強いメッセージを出したり、より意味合いの出るチャートを自ら考えるようになったりと、何となく当たりの付けどころがわかってきたという感じになりました。
最後は1つ1つのメッセージを小まめにまとめた後に、要はどんなことが言えるのかをまとめるわけですが、この「要は何なの?」はいつも講師の模範解答とはほど遠いものでした。
これは単にメッセージの並び変えというレベルではなく、さらに発展させたメッセージになっていました。これはすぐにできる芸当ではないと思いますが、何度も繰り返しやってみることで身に付いてくるものなのだと感じています。
― 学習を通じて最も印象に残っていることは何ですか
思い込みの世界から少しずつ「ファクトベース」で物事を見られるようになってきた点と、「自分」という切り口にも焦点を当てて問題を捉えることができるようになってきたという点です。
人とのコミュニケーションにおいて、感覚的に対応することが多かったのですが、ぐっと堪えて相手の考えを聞き、自分の考えをできるだけファクトベースで述べられるようになりました。そうすると説得力が増し、次第に自分の意見が聞き入れてもらえるようになってきた感じがします。
そして、何かうまくいっていないときでも、相手に非を求めるのではなく、「自分」の方にも何か問題があるという観点から捉え、「すみません、私の方が間違っていました。もう一度調べてみたら、実はこうなっていました」「すみません、自分の思慮が浅はかでした。よく考えてみると○○さんの言っていることが正しいです」と再検証し非を認めることで事態が好転したケースもありました。
― 総学習時間はどれくらいでしたか
学習期限ぎりぎりまでかかってしまいました。やるときは仕事が終わって明け方まで、やらない時は1カ月以上手付かずの状態が続いた時もありました。
また、ビール業界の分析のときは、2000年の頃のデータしかなく、それだともう古いと思い、最新のデータを集めたりしてかなり時間をかけた部分もありました。
振り返ってみるとそれなりの変化を発見することはありましたが、かなり非効率な進め方だった気がします。
問題発見コースの目的は問題解決者としての「考え方」を身に付けることですので、できればそれに重点に置いて学習に取り組めばもっと時間を節約して、効果があがったのではないかと反省しています。
― 今後の目標等も含めて最後に一言お願いします
私の場合、受講前と比べて、ある現象が起こったとき、自分の頭で本質的な問題を見つけ出そうとする癖が着実に付いてきたと思います。
もちろん、それはどんな問題でもピンポイントに本質を捉えられるかというとそうではありません。今でもこのコースの最初で学んだ阻害要因の1つ「思い込み」で原因を捉えてしまう傾向があり、この癖は鍛錬を積み重ねることでしか克服できないと思います。
しかし、今は受講前の思考回路とは別物です。未熟ながらもこのコースで学んだスキルが発揮できるようになったことは一歩前進です。次は問題解決ケーススタディコースでもっと磨きをかけたいと思っています。
皆様も本来の目的を果たすべく最後までやり抜いて頂きたいと思います。
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